
昨今、個人でも手が届く弾道計測器が本当に増えました。
練習の際、毎回同じ計測器(ものさし)で測りながらボールを打つことは、客観的に自分を判断する上でもとても大切なことです。
下記3つは10万円以下ということもあり、奮発した人も多いのではないでしょうか。
特にGARMIN Approach R10が売り切れ続出したことは記憶に新しいです。
機能やテクノロジーを考えると、10万円以下であることが驚き!というだけで、手を出しにくいのもまた事実…。
しかし、上達やスコアアップのためには練習時の基準(ものさし)を持っておくべきなので、僕はこちらをおすすめしています。
「ユピテル GST-7 BLE スイングトレーナー」です。
スイングトレーナーという名前がついているのは意味不明なのですが、手軽に使える計測器では、携帯性、機能性、コストのバランスが最も優れているのがこれ。
つまりは、ボールの初速計測器でして、トラックマンと同じドップラー方式で算出しています。
GST-7 BLEは15000円くらいなので300万円以上するトラックマンの200分の1の価格ですが、中々どうしてトラックマンとほぼ変わらない推定飛距離を表示する驚くべき性能。
それでいて、使い方は簡単。ボールの少し後ろにポンッと置くだけ。それだけで、飛距離・初速・推定飛距離・ミート率を即表示します。
初期調節やアプリとの連携などが必要なく、パッと出してパッと使えるのは大きなアドバンテージ。
よくある質問として、「どのくらい正確なの?」ってのがありますが、これはナンセンスです。
確かにユピテルの初速はトラックマンより1〜2m/s程高めに表示する傾向があるようですが、各計測器で数字が異なることは問題ではありません。トラックマンとGCクアッドでも数字は異なります。
大切なのは、毎回同じ計測器で計測することなんです。
昨日はユピテル、今日はトラックマンなんてことをすると、昨日と今日で何がどう変化したかが結局わかりません。ユピテルならユピテル、トラックマンならトラックマンで計測し続けることで、初めて自分の変化に気がつくことができるのです。
そもそもユピテルの推定飛距離は大きさや価格の割に驚く程、高額計測器と同じような数値を示すのでご安心を。
なお、ショットの距離感を磨くのも大切ですが、一番オススメの使い方はアプローチの計測です。アプローチのキャリーを安定させる反復練習に最も役に立ち、スコアアップに繋がったと感じます。
シングルになるための練習方法として、よく100ヤード以内を10ヤード刻みで打ち分けるってのがありますが、まさにGST-7 BLEで可能です。なんならボール打たなくても可能です。僕のような練習場の3階から打つような人はアプローチの推定キャリーを表示してくれる機能は非常にありがたい。
また、シャフトやクラブ選びにも使えます。
QPさんのお店でシャフトフィッティングをしたことがあるのですが、シャフトを変えて一番最初に見るのは初速なのだそうです。左右の曲がりは技術の部分も大きいですが、スイングとシャフトの相性が一番でるのは初速とのこと。
最大初速、最大飛距離のでるシャフトやクラブをGST-7 BLEで発見し、曲がりについては技術を研鑽していくということですね。
それにしても機能を考えると、15000円はお買い得ですね。僕のユピテルは購入して5年経ちましたが、いまだに不調なく現役。年3000円。やはりお買い得。
一応、申し上げますとユピテルのスイングトレーナーにはあと2つモデルが存在します。
↑こちらは安いですが、乾電池式で利便性が劣ります。また、マットの段差や傾斜に対応する足が別売りです。
↑こちらはリチウム電池の充電式なので、GST-5 GLよりこちらがよいですが、こちらも足は別売りです。また、最初に紹介したGST-7 BLEとの違いはBluetooth接続によるアプリ連携があるかないかです。
トータルで考えるとGST-7 BLEがもっともおすすめです。
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