振り子ストローク(ペンデュラムストローク)のすすめ
「パターに型なし」というように、パターの打ち方は様々です。
それでも基本と呼ばれるものはありまして、名手の多くは「振り子型ストローク」即ち、振り子のように肩、腕、パターを一体に動かして、手先の動きを使わないパッティング スタイルを採用しています。
本記事ではその振り子ストロークを習得できる練習器具を紹介します。(俺の買い物シリーズ)
理想的な振り子ストロークの基本
- 肩、腕、パターを一体化し、手首を動かさない
- 首の付け根を支点とする円運動(仮想長尺パター)
- 距離は振り幅で調節する
- 振り幅が変わってもリズムは同じにする
このように上半身(肩から先)を大きな塊として動かすことが基本です。
振り子ストロークのメリット
- フェースローテーションを抑えることができるので方向性が良い
- 単純な動きなので、習得しやすい
- 感覚派よりイップスになりにくい
自由に動かす関節が少ない分、シンプルで悩みが生じにくいと言えます。
振り子ストロークの学習方法
振り子ストロークを身につけるには、やはり練習器具で強制的に正しい動きを体に染み込ませるのが効果的です。多くのツアープロですら使用している練習器具を紹介します。
ペンデュラムパッティングロッド

ペンデュラムパッティングロッドは伸縮する専用の棒で、左の図のように胸とパターヘッドの間につっかえ棒のように挟んで使います。
長さ調節ができるので、”ヘッドとへそ”とか、”ヘッドと首の付け根”など、自由な位置で挟むことができますが、ロッドの付け根が振り子の支点になるイメージなので、より高い位置につけた方が、より縦振りでフェイスローテーションの少ないストロークとなります。
個人的には鎖骨と鎖骨の間(喉のすぐ下)をおすすめします!

ペンデュラムパッティングロッドを装着したまま、パターと体のポジションの関係性が変わらないようにストロークします。
正しい振り子ストロークが出来ると違和感なく振ることができますが、もし手首を使ってしまうと胸とパターヘッドの距離が変化してしまい、上手く振ることができなくなってしまいます。
左右に連続素振りを繰り返したり、パタ練のときに使うだけで、気がついたら振り子ストロークをマスターしているという便利な代物なのです!
迷いが生じたときに基本に戻るためにも、持っておいて損はないです。
ダイヤプロパットアーム465

ダイヤプロパットアーム465はもはやストローク矯正ギプスです。
V字に伸びる棒をパターシャフトに取り付けて、脇に挟んで使います。
ダイヤプロパットアーム465の役割もペンデュラムパッティングロッドと同じで、肩腕パターの位置関係を崩さずにストロークすることですが、こっちの方がより矯正力が強いです。ただ、練習のお手軽さは劣ります。

ダイヤプロパットアーム465の効果は左の図で確認してください。
特に重要なのは、目がボールの真上に来ることと、手と腕が固定され肩を主導にしたショルダーストロークに矯正させる点です。
丸山茂樹プロもアメリカ挑戦の際にショルダーストロークに矯正したそうで、やはりリストを使う打ち方より絶対的なメリットがあるのです。
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まとめ
僕の買い物シリーズとして、パターのストローク練習器具を紹介しました。
よく言われることですが、スコアの半分はパター数です。本来は練習時間の半分はパターであるべきです。パター練習はある程度家の中で上達できます。練習器具を使って家で上達し、次回のラウンドではスコスコとバーディパットを決めてみてはいかがでしょうか!?
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