前提として
昨今、三觜喜一プロや、ゴルフの力学、森守洋さんなどが、
「ゴルフクラブは”引いて引く”」
「その結果、ゴルフクラブの偏重心特性によって勝手にループする」
ということを言われていて、僕もそれは間違っていないと思います。
でも、この話はドライバーやアイアンに限った話ではありません。
パターも偏重心特性(シャフトの延長線上に重心がない)を持っています。
ということは、パターもパターの重心なりに動かせば本来はループして動くはずなのですが、実際はほとんどの人がパターをループさせずに、行き帰りが同じ軌道を描くようにストロークしています。
つまり、パターにおいてはクラブの偏重心特性に逆らうようにパターを動かしているということ。
また、例えばパターを机の上に置くと、くるっと回ってトウが下を向きますよね。
てことは、ゴルファーはパターを持っているだけでパターが回転しないように力を加えているのです。
パターは固定しなかったらフェースがくるくる回ってしまうのに、人間の鋭い感覚はフェースが常に真っ直ぐ前を向くように絶妙に調製しながらストロークしているのです。
無意識とはいえ、ゴルファーは随分難しいことをしていると思いませんか?
フェースを細かく調製しながら、さらに距離感にも気を配らなければいけません。
パッティングが難しいわけですよね。
だったら、フェース向きの調節がいらない、真っ直ぐにしか動かないパターがあればいいじゃん!
という理念で設計されているのがL.A.B. Golfのパターなのです。
L.A.B. Golf のパターの特徴とは

L.A.B. Golfのパターは、パターを吊るした状態(ストロークする状態)でフェースが真っ直ぐ前を向きます。そして、ストローク中にクラブヘッドが回転しないように設計されています。
そのため、一般的なパターでは不可能なレベルで、オートマチックなスクエアインパクトができるというもの。
パッティングにおけるパターフェースの向きとは

Dプレーン理論によると、パターの打ち出し方向はインパクト時のフェース向きで80〜90%決まります。残りの10〜20%はストロークの軌道と言われています。
いかにフェース向きを安定させることが大事かということです。
グリップとシャフトの特徴
L.A.B. Golfはグリップとシャフトにも工夫があります。

シャフトはヘッドのほぼ中心に斜めに装着し、さらにグリップもグリップの中心のシャフトを挿すのではなく、グリップ内をシャフトが斜めに横切るように挿すことで、自然とロフトを増やすことなく、アッパーに打ち出すことができます。
ヘッドが回転しない実際の様子
専用の器具を使って、ストローク中にヘッドが回転しない様子が紹介されています。反対に一般的なパターがクルクル回る様子が印象的です。(英語の動画ですが見るだけでわかります。50秒くらいの短い動画です。)
L.A.B. Golf の全モデルを紹介
L.A.B. GOLFは全てのモデルがストローク中にクラブパスに対してスクエアを保つように設計されているので、基本性能は同じです。見た目の好みで選べばよいでしょう。
MEZZ.1, MEZZ.1 MAX


LINK.1


DIRECTED FORCE®2.1


L.A.B. Golf はどこで購入できる?
L.A.B. Golf は契約している工房や、USモデルのゴルフクラブを専門に扱っているフェアウェイゴルフなどで購入することができます。もちろん、正規ライセンス品です。

まとめ
L.A.B. GOLFのパターは確かに独創的な形をしていますが、パッティングを難しくするトルクを取り除くという機能がそのまま形となっているのです。僕はL.A.B. GOLFのパターを買ってから、他のパターが欲しいという気持ちがなくなってしまいました。それほど結果をもたらしてくれています。
打ち方は気にしなくていい。フェースの向きと強さだけ集中すれば、ボールがカップに吸い込まれる。
世界で一番見た目が悪く、世界で一番結果のよいパターです。
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