この記事では、言わずと知れた松山英樹のエースシャフト TourAD DI の名を冠したユーティリティー用のシャフト Tour AD DI ハイブリッド を僕(ハンデ2)が感想を含めてレビューしていきます。
使用しているヘッドは「PING G410ハイブリッド 3U 19度」と「タイトリスト U510ユーティリティーアイアン 4U 22度」です。
強弾道連発、タメを作りやすく、上達を目指せるシャフトです。
グラファイトデザイン TourAD DI ハイブリッドの特徴
太く、強く、鋭くしなる ユーティリティ専用シャフトと銘打っています。
ドライバー用のDIと同様に先端を硬くすることでスイング中のブレを極力排除。
吹け上がりやつかまりすぎを抑え、さらなる直進性を目指したユーティリティ専用シャフトです。
弾道は中弾道、捕まりは少し抑えされています。
TourAD DI HYBRIDのスペックとラインナップ
TourAD DI ハイブリッドは75/85/95/105 の4種類の重量帯がラインアップされています。
フレックスはそれぞれR・S・Xです。(95と105はSとXのみ)
カタログ上の調子は全て中調子。そして実際は元調子。
いつもの有名なアレですね(笑)
TourAD DI ハイブリッドを実際に試打してみての感想と評価
まず最適スペックですが、アイアンシャフトより10g軽くするといいでしょう。
フレックスはアイアンシャフトと同じで問題ありませんでした。
僕はN.S.PRO 950GH(S)と、N.S.PRO MODUS3 TOUR105(S) のアイアンセット(90g台)を持っていますので、「PING G410ハイブリッド 3U 19度」に75-S、「タイトリスト U510ユーティリティーアイアン 4U 22度」に85-Sを挿しました。
さて、軽く素振りしてみた第一印象は「アイアンみたい」です。
設計意図通りに手元のしなりを感じます。やっぱり中調子じゃない(笑)
実際に打ってみると、手元がしなる分、打ち込む動きになりやすいです。
そしてその分、ロフトが立ってビシッと強く鋭い球が飛んでいきます。
ユーティリティー用なのである程度遠い距離を狙うことを想定していますが、ロングショットで弱々しい球は厳禁。勝手に強い球が出てくれるのは大きなメリットだと感じました。
方向性はめちゃくちゃいいです。狙った方向に真っ直ぐかっ飛んでいきます。
といえば眉唾に聞こえてしまいますね。不思議な方向性だと思いました。
カタログの説明からだといわゆる「左に行かないシャフト」だと読み取れますが、右に飛んでいくわけでもないので、捕まらないとも感じません。しなり戻りが速いせいでしょうかね。
しいていえばフェードが打ちやすく、実にニュートラルなシャフトです。
プロや上級者がよく使う基準となるシャフトだというのがよくわかりました。
グラファイトデザイン TourAD DI HYBRIDのまとめ
球の強さ◎ 方向性◎ (フェード系) です。
そして手元しなりによるタメの作りやすさも◎ 。
これにはスイングがよくなるメリットもあります。
デメリットはスペックで見栄を貼ると途端に硬くてしんどくなることですね。
ユーティリティーのリシャフトはおそらく優先順位としては最後の最後になりがちです。
たけど、DIはプロの基準となるシャフト。将来の自分のための上達を目指せるシャフトなので、挿れる価値アリです。
試してみてはいかがでしょうか。
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