
本記事は、僕が実際に購入したチッパー5本のレビュー記事です。
まずはチッパーを試すに至った経緯から。
アプローチって本当に難しいのですが、その理由はウェッジを使うからだと思ったのです。
14本の手持ちの中で一番飛ばないウェッジを使ってアプローチするわけですが、それでもフルショットで80〜100ヤードほど飛びます。
最大80ヤード飛ばせるクラブで5ヤードのアプローチをするということは、飛距離性能を持て余して、調製を入れる必要があるということです。調製を入れるほど難度があがり、「緩み」に繋がり、ダフリトップの原因になります。
多くの人がフルショットが上手く打てるのはクラブの性能を持て余さないからなんですよね。だから、アプローチも性能を持て余さない(飛ばない)グリーン周り専用クラブがあったほうがスコアが縮まるじゃないか!と練習不足の僕は気がつき、チッパーを色々と試しました。
入念に調査をした上で購入していますので、どれもオススメです。もちろん、それぞれに得手不得手があるので、ご自身のプレースタイルに合わせて使っていただけると嬉しいです。
- Qそもそもチッパーとは?
- A
グリーン周りのアプローチに特化した専用クラブです。初心者やアプローチが苦手なベテランゴルファーが持っていることが多いですが、上級者にも静かなブームです。
- Qチッパーのメリット、デメリットは?
- A
グリーン周りではほとんどの画面で使うことができます。フェアウェイや短いラフ、ベアグラウンドでも簡単に打つことができます。ただ、フワッと浮かすショットは打てないので、バンカーや深いラフは苦手です。
- Qチッパーの打ち方は?
- A
手首を固定してパターのように打つのが基本です。多くのチッパーはライ角がパターのようにアップライトで、これがチッパーの打ちやすさの理由です。
- Qチッパーはルール適合か?
- A
適合です。チッパーはルール上アイアンとして分類されています。
- Qチッパーはずるいの?
- A
ルール適合である以上、ずるくないです。恥ずかしくないです。後ろめたくないです。格好つけた60度のウェッジでチャックリする方が恥ずかしいです。
チッパーおすすめ5選とそのコース使用レビュー(自腹購入)
ODYSSEY X-ACT チッパー
- ネックのつき方の工夫で、絶対にシャンクが出ない
- オデッセイらしく、フェースが樹脂インサートのため打感が柔らかい
- これでもかという程ソールが広くてダフリのミスを防いでくれる
- ヘッド重量が重めで、軌道が安定しやすい
- オデッセイのマレットパターのような雰囲気で顔の繋がりがよい
- グリップの質感がよい。また、長いので持ち方に自由度がある。
PING(ピン) ChipR チッパー
- アイアン形状でとにかく見た目がダサくない
- バッグに入れていても違和感なし
- 使い慣れたアイアンのような形で持つことに抵抗がない
- 距離感が出しやすい
- 厳しいライからでもボールを拾いやすい
- ミスに強いのに、バンスが跳ねにくいソール形状
PRGR R35 ウェッジ
- 仕上げの質感に高級感がある
- 認知度が高い
- トップブレードが直線のためターゲットに向けて真っ直ぐ構えやすい
- 長年の販売実績による信頼があり、たしかに振りやすい
- グリップも長く色々な持ち方ができる
クリーブランド スマートソール 4 TYPE-C
- 小さな振り幅でも球が強く、よく転がる
- ヘッドやソールが小さめなので抜けが良い
- 純正では普通のグリップがついているため、チッパーの中ではテクニックが使いやすい
- 比較的安価に手に入る
Kasco ドルフィン フライングウェッジ ロフト角:55度
- ロフトがあるため、転がししかできないというチッパーの弱点を克服している
- ロフトが大きいため打てる球のバリエーションが一般的なチッパーより豊富
- FPが大きく、ボールを拾いやすく、上げやすい
- グリップが太くパターのように打ちやすい
- 独特なソール形状のためダフリをカバーしつつ抜けも悪くない
まとめ
とにかくミスしたくないながら、ソールの広いモデル
フィーリングを大事にしたいなら、アイアンタイプ
上げたいチッパーならこれ一択
こんな感じの使い分けになるのではないでしょうか。アプローチは完璧!って自信を持って言える人は中々いないでしょう。チッパーを使うことで新しい世界のドアが開けるかもしれません。
使ったことがない人も多いともいますので、一度試してみるってのはいかがでしょうか。
日本アマを獲った女性がこんなことを言っていました。
「チッパーは異型のウェッジとして強烈に使いやすい。使ったことのない人には一生わからない」
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